それは、本当に子どもの気持ち?大人がやりがちなこと  
 
子どもが話す前に、『ありがとうでしょう❓』『ごめんなさいよね❓』『なんて言うの❓』
と言う前に、ちょっと待ってあげてください。
     
きっと今言いかけてましたよ?


 よく大人はやりがちなんですが、子どもが話す時に、スムーズに出なかったり思うような言動にならない時に、
大人は先走って、子どもに会話の手助けをしようとします。


でも実は、大人の話す間と子どもの話す間は違います。


処理速度も違いますが、インプットして、アウトプットするまでに子どもは深く考えて、言葉にするので、
時間がかかります。

でもその時間は凄く大切なんですよね

聞いたことを理解して、自分の思いを言葉にして出す。ここに力が付くのです

乳幼児で、まだ自分の気持ちがうまく表出できないときもあります。そんな時は、大人と一緒に

『ありがとう。』『ごめんね』
     
と言ってお手本を示し、模倣しながら学ぶ事も大切ではあります。
でも、これらはずっと行うものでもありません。その子の発達に合わせて行っていくものです。

しかし、面談などで、この様な場面によく遭遇しました。

『最近、楽しかった事教えて❓』たわいもない話です。


すると、お母さんが、『ほら、あれよ。旅行行ったでしょう❓』と言います。
     

子どもは
『旅行が楽しかった。』と答えます。

『旅行が楽しかったんだね。どんな所が楽しかった❓』と聞くと、


『海行ったのよね。キレイやったよね。』
     
と食い気味で、保護者が答えます。笑笑


案の定、子どもは
『海』と答えます


何故海って答えたか分かりますよね。

◯本当に海が楽しかった
◯考えるのが面倒になった
◯保護者の期待に応えたかった
◯その場の雰囲気を壊したくなかった
◯海って答えるのが正解(無難)だと感じた。


などが挙げられます。


この様な日常が続くとどうなっていくのでしょう。

自分が考えた事を出す事が苦手になったり、考える事をやめてしまったり、
人の意見がないと発言出来なかったり、誰かの意見が自分の意見だと勘違いする様になったりしていきます。


自分の気持ちを表出するのは、簡単な事ではありません。

時間がかかっても、うまく言葉が並ばなくても、なるべく対話の際は、

その子の考える時間や間を邪魔しない様に、ついつい大人が良かれと思って行ってしまう言葉・・・
待つことも、大人にとって大切な事だと思います
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